海外にも草食系男子はいるのか

◆ヨーロッパでは肉食系男子がモテる

ヨーロッパでは昔から男らしいタイプがモテているようです。日本ではむだ毛のケアなどをしている清潔感のあるタイプがモテますが、ヨーロッパでは胸毛がセクシーとされています。また、日本では細マッチョタイプが一番人気ですが、ヨーロッパではもっとがっちりした体型が好まれます。

あちらでは女性のことをほめる習慣がありますので、特別ねらっている相手ではなくても、服装や髪形など盛んにほめてくれます。

ストレートにくどくことが普通ですので、はっきりと態度に示さなければ、女性側が察してくれることはないでしょう。必然的に積極的なアプローチをしていくことになります。

ただ、どこの国にも奥手な男性は存在するようで、イタリアにはそんな男性のための「ナンパ塾」なるものがあるそうです。しらじらしいほどのほめ言葉を練習してがんばっている男性たち。日本のように、「察する」文化はありませんから、そうまでしないと女性と付き合うことは難しいのでしょう。西欧諸国では草食系男子は生きづらそうに見えます。

◆男らしい男がモテる韓国。昔の日本に似ている!?

お隣の韓国では家父長制が根強く残っていて、「男は男らしくあれ」という雰囲気があります。一家を守り家を支えていくことを小さいころから意識づけられていますので、気弱な気質があったとしてもがんばって男らしく振る舞う人もいることでしょう。さらに男性には2年間の兵役が義務付けられていますから、その間はかなり鍛えられることになります。

韓国でも最近は女性の社会進出が目覚ましく、高学歴でバリバリ働く女性が増えたので、そのうち今の日本のように女が強くなって、草食系の男が増えたといわれる時代が来るのではないでしょうか。

◆草食系が市民権を得ている日本

いろいろな国の事情を見ても、草食系男子がここまで多く、さらにみとめられている国は日本だけではないかということがわかってきます。日本では昔と比べてジェンダー(社会的な男女の違い)の縛りが緩くなってきているので、女性が社会で活躍の場を広げ、どんどん発言できるようになりました。その一方で、男らしさに縛られることなく、マイペースに振る舞えるようになった男性が草食系と呼ばれているという現実もあるでしょう。

さらに、バブル期以降に生まれ育った年代は「さとり世代」ともいわれ、景気のいい時を知らないので、出世や豊かな生活など最初から無理とあきらめているといいます。彼らには「車を持たない」「遠出をしない」「恋愛をしない」という特徴があります。時代が草食系を生んでしまったという側面もあるのでしょう。

そうした中で、日本では草食系が市民権を持ち、自分がリードしたい積極的な女性は草食系男性のほうがいいという人もいます。はっきりと積極的にアプローチせずとも、日本女性は察してくれることも期待できます。

彼女ができなくたって自分趣味に没頭したり、男同士で遊んでいれば楽しく過ごせてしまいます。巷には「男の料理教室」など、男が一人で生きていくためのノウハウもあふれています。草食系でも不自由しない環境が日本には整っていると言えるでしょう。
「草食系ですがなにか?」と開き直れる環境の中でますます草食系が増えていくのではないかと予想できます。

Comments are closed.