「マネーの虎」に学ぶ飲食業

個性的な志願者が次々と登場する「マネーの虎」ですが、中でも特に多いのが飲食業で起業することを希望する志願者でしょう。

飲食での起業を希望し、大成功をおさめた志願者も少なくありません。また、その一方でマネー成立すらできなかったという方も少なくありません。

 

さまざまなスタイルの企業がある中、飲食というジャンルは特に高い人気を集めています。

 

そこで、ここではこの番組から「飲食業」というビジネスについて考えてみたいと思います。

 

◆「マネーの虎」で成功した飲食業のパターン

まず、最初にチェックしたいのが、「マネーの虎」での投資がきっかけで成功したパターンについてです。

 

最初にチェックするのは、「原価率が高くなってもおいしいパスタやピザを提供するお店」のケースです。

多くの社長の意見が割れた回ですので、覚えている方も多いかもしれません。一般的に飲食業を成功させるためには、「利益率」を重視する必要があります。つまり、可能な限り原価率を落とすのが飲食業で成功するためのセオリーの一つとなっています。

 

つまり、このアイデアは飲食で成功するためのセオリーを無視したものであると言えるでしょう。

ですが、結果としてこのお店は2016年時点でも、大きな利益を生み出し続けています。それはどうしてなのでしょう?

 

ここでピックアップしたいのが「他店との差別化」です。冒頭でもお話した通り、飲食業はとても高い人気をあつめているビジネススタイルの一つです。

そのため、毎年多くの方がこの業種で開業されています。ですが、開業から10年以上営業を続けることができるのは全体の1割にも満たないと言われている非常に厳しい業界です。

そんな競争の中で生き残るために重要となるのが、いかに他店と差別化するのかという点でしょう。

 

今回の成功したケースはあえて、業界で成功するためのセオリーの一つを無視することによって差別化に成功したと言えるでしょう。もちろんこの志願者の方は、純粋にたくさんの人に「おいしい料理を食べて欲しい」という想いから、このお店をスタートしています。ですが、結果としてそれが差別化に繋がったのです。

 

◆ちょっとした読み間違いで失敗してしまうのも飲食業

また、どんなに大きく成功していても、ちょっとした読み間違いや状況の変化によって、一気に失敗となってしまうのも飲食業の特徴です。

「マネーの虎」にも多くの「飲食の虎」が登場します。そして、その多くがこの10年で業界のトップから転落しているのです。

 

当時大行列ができていたラーメン店の「なんでんかんでん」すら、ブームが終わると同時に、一気に閉店に追い込まれてしまいました。

 

つまり、飲食業で成功し、常に高い売り上げを得続けるには、常に状況を判断し、先を読み続ける能力が求められるのです。

 

志願者の中でも、「ワンコイン屋台」のケースのように開店時は大きな売り上げをあげることができたとしても、その半年後には急激に売り上げが落ちてしまうというケースも少なくありません。

 

ちょっとネガティブな話になってしまいましたが、これも飲食業の現実の一つです。

「飲食は簡単」そんなイメージを抱いている方は、この点もしっかりと頭に入れた上で検討しなければならないのです。

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